2014年9月17日水曜日

キーしかないレンタカー屋さんの話

18年前の夏のことです。


近所に岩手県生まれの友人が住んでいて、お盆に帰省するという事になりました。
夜通し走って、昼前には到着予定。
加とさんが旅行がてらドライバー要員として誘われました。
で、私も「おまけ」でついていった訳です。

当時のルートは、三郷ジャンクションから東北道を北上し、磐越道を抜けて行く行程で、東北道を走っている時に、三三七拍子が響く場所も通りました。
真夜中でしたが、笑っちゃいましたね。

友人のワゴン車は順調に岩手県に入り、実家のある早池峰山の麓についたのは、お昼にまだ少し間がある時間でした。

初めての岩手。
空気が澄んでいて、空がとにかく青くて美しいところでした。
川の水も清らかで、湿度が低いから強い日差しが照りつけてもそれほど暑さを感じませんでした。

友人が実家に宿泊中、加とさんと私はレンタカーを借りて岩手中をドライブして回る事にしました。

友人に花巻空港近くまで送ってもらい、その近辺でレンタカー屋を探すことに。

某自動車メーカーのレンタリース社や、どこでも見かける大手のレンタカー店は見かけるのですが、

高い!高いよ!Σ( ̄∇ ̄|||

クラ○○が一日で何万円もします。3日借りたいのに10万以上の出費です。とんでもない。
1200か1500くらいの小型車でいいんだけどね・・・いや、軽で十分だよ。

と、思っていると、
花巻駅から少し離れた場所に、手書きで塗られた大きな看板を発見!

「軽専門」

おお!これはレンタカー屋に相違ないぞ!軽自動車のレンタカー屋でござるよ!!

私たちは早足で歩き、個人宅の庭先に作られた小さな事務所のドアを開けました。

誰もいない。
奥の部屋か。

加とさんが「あの、すいませーん」と大きめの声をあげると、背後から声がしました。

「なに?車か?」

振り返ると、
70歳くらいの額が禿げ上がったオジサンが、ランニングシャツに半ズボン、黒ゴム長靴を履き、手に水撒きのシャワーを持って立っていました。
日焼けした顔は仏頂面。私は少しだけ後ずさりしてしまいました(怖)

加とさんが事務所のドアを閉め「あの、車を借りたいのですが」と言うと、オジサンはホースを持ったまま仏頂面で、

「うちゃー、キーしかねえよ。キー専門だからな」と仰る。

(き、キー?)

車のキーしかないの?
本体は?
キーだけ借りて、本体はどうすんの???

私は混乱しました。
加とさんは返答に困り「えっと・・・キーだけというのは・・・」と言いあぐねていました。

するとオジサンは後ろを向き、持っていたホースで「ほれ」と指し示しました。

そこには、ミニカが2台、停まっていました。

あ。\(◎o◎)/

あああああああ。

そういう事か・・・!!

車のキーだと思っていた私たちですが、「キー」とは「軽」が訛ったものだと解りました。

「うちゃ、キー専門だからな!」
ダメ押しの様に、オジサンは言うと、黒長靴をバコバコ言わせながらミニカに近づき、
「空いてんのはコレだ」と、白いミニカをホースで指し示しました。

「あ、はい、それでお願いします!」
即決でしたよ。
料金は一日3000円という格安料金でした。
クラ○○だったら、10数倍以上でしたよww

どこまでも青い空。
ポッカリと浮く白い雲。
澄んだ水の流れと、広大な農地。

私と加とさんは、東北の大地を小さなミニカでトコトコ走り回りました。
丁度その年(平成8年【1996年】)は、花巻が生んだ童話作家・宮沢賢治の生誕百年にあたり、記念イベントが目白押し。
宮沢賢治フェスティバル会場では、作品に登場する鹿踊り(ししおどり)なども見る事が出来ました。
やはりメインは「銀河鉄道の夜」でしょうね。遊園地でよく見かける蒸気機関車を模した乗り物が子供達の人気でした。
「注文の多い料理店」に登場する「山猫軒」は長蛇の列にたまげて断念・・・

また、花巻には高村光太郎の記念館などもありました。住んでいた家が保存されています。

余談ですが、
私は高村智恵子に似ていると言われた事があります。

彼女も絵を描く人で、生涯を調べると少しだけ共通点もあったりして、ちょっと気になる女性でもありました。
最後は統合失調症と結核によって旅立たれましたが、光太郎に会う事で、彼女は愛に満ちた人生を全うしたと思います。

東北方面を旅したのは、この18年前の夏が最初で最後。
今も、あの時と同じように、広大な平原に青い空が続き、白い雲が流れ、清流の音が響いているのでしょうか。

キー専門のレンタカー屋のオジサンは今も息災なのでしょうか。
宮沢賢治が愛した大地を、もう一度眺めたいなあと思う、今日この頃です。

2014年9月12日金曜日

大切なことってなんだろう

学生時代からの友人と久しぶりに会話しました。
今、人間関係でちょっと悩んでいるらしく、私は聞き役になって愚痴を1から75くらいまで(笑)聞いていました。

うーん。難しいねえ。他人は自分の思った通りに考えたり動いたりしてくれないしねー。


聞いていながら、何となく思ったのは、

「人は一人じゃないから悩むんだな」ということ。

たった一人だったら、孤独すらも感じないだろう。だって、最初っからたった一人、なんだから。
孤独とは隣に自分以外の誰かがいて欲しい気持ちが満たされない時にわき上がる思いだけど、初めから一人なら、他人を思う事もないから。

まぁ、そういう状況は、某ハリウッドのSF超大作辺りで作れそうですが(笑)

日本だけで1億人超も人がいるから、孤独なんだな。
人が沢山居るから、人は寂しい思いに耐えているのよね。


そんな事をぼんやり考えていたら、目の前の友人の孤独とストレスが癒やせるのは、そういう悩みの元となっている人や物から離れればいいんじゃないかと思いつきました。

思い切って、そういうおつきあいから少し距離を置いてみたら?、と。

が、言下に拒否されました(笑)

そんな事したら、裏で何言われてるか解らないもん!、ですと。

そ、そうだよな・・・確かにそうだね。
(最近つきあい悪いけど何やってんのかしら)とかあらぬ疑いや噂を言われてるかもしれない。
オンナは面倒くさいよね(笑)

「言われたっていいじゃん!別にその人が○ちゃんの人生を責任持って進めてくれる訳じゃないし、その人の価値観に合わせて生きるなんておかしいもん」

と言うと、

「そんな訳いかないよぉ。こういう状況になった人でしか解らないよー」と言われちゃいました(笑)

ああ、そうだよね。私は○ちゃんじゃないから解らないよ(笑)

私だったら、きっぱり縁切りするけどね。他人の為に感情を乱される生活とか無駄だし。

と、つぶやくように言ったら、呆れた顔されました(笑)


長いつきあいの友人です。しばらくは見守っていこうと思います。
芯の強い人だから、きっと時間をかけて七転八倒しながらも、困難を克服してくれるはず。

そんな、他人に嫌われたくない彼女に贈りたい一冊(笑)↓↓


私も色んな縁を切ったり繋いだりしてきたので、アドラーの言う事は心に沁みます。

最近のSNSも、NO!と言えるようになりました(笑)

自分という存在を、この地球で「価値ある存在」だと認める事。

それが大切。

存在しているだけで、完璧でゆるぎない愛と光を秘めた生命であることを認められた時、
人はきっと変われるんだと思います。

私もまだそこまで完全に到達していませんが、自分で言うのも何だけど(笑)、随分と心が強くなったと思います。

そして、
一歩、二歩と心の成長が進んでいけば、
私を嫌ってブロックしている誰かさんや、私が嫌ってブロックしているなんとかさんも、全て愛をもって見守れるまでになれるんじゃないかなー(笑)と、勝手に予想しております。

でもそこに到達出来たら仙人レベルの覚者じゃないかな(笑)道のりは遠いよ・・・www
人間てのは心の奥底では自分を不完全と思っちゃってるところがあるから・・・

そういうマイナスな思いが、嫌だなと思う人を目の前に現れさせたり、病気を連れてきちゃったりするのかもしれない。
病気は食生活だけで防げるものじゃないと思っています。
とは言え、身体に良いものを摂る事は大事ですが。

大切なことは、
自分を大事に思うこと。これに尽きます。

肉体は、この世で「いきる」為に、神から一時的に借りたものですから、使用期限が切れるまでは大事に大事に使いたいです。
心は、神と繋がれるチューナーみたいなものだから、こちらもピカピカにしておきたいです。

あ、私はヘンな宗教とかやってませんよwww 実家は真言宗ですけど(笑)

友人を大切に思う様に、自分も大事にして、強くなりましょう、皆様!

2014年9月3日水曜日

単独行動で行こう

何かの動画だったと思うんだけど、
オオカミの団体行動?みたいなのが紹介されてました。

犬もそうですよね。
リーダーがいて、その下には序列があり、それはとても厳しく守られているようです。
飼い犬も、その序列に従って日々を生きているから、飼い主が犬より格下になってはいけない、としつけの本には大抵書かれてあります。

数年前までシェパードを飼っていたので、それはもう、痛感しています。

犬やオオカミと対照的なのが、単独行動型の猫及びネコ科肉食獣ですね。
でも、ライオンはオスのリーダーがいてメスや子を従えています。

人間はどちらだろうね。

社会全体を見回せば、
ビジネスマンはイヌ型でしょうか。
自由業の方々はネコ型でしょうか。

1匹狼、というポジションもありますね(笑)

どうしてそんな事をまた考えたのかと言うと、
私は最近まで、ネット上のとあるグループに所属しておりました。
同じ地域という共通カテゴリがもたらす安心感と親近感は、その場での発言と交流を楽しくしました。
私のネット仲間はどちらかというと住まいから遠く離れた場所に多いので、在住地が近いネット仲間が増やせるのはちょっとワクワクしたものです。

そうして、沢山の「未だ見ぬご近所さん」と、いつか直接会って楽しく語り合いたいという気持ちを胸に、ネット上に書き込み、また読ませて頂き、交流を深めていったものでした。

そういう楽しさに、いつしか「違和感」という、小さな小さな点が、
ポツン、とつきました。

そしてそれは、日を追うごとにインクのシミのように広がっていき、楽しい気持ちを凌駕するほどになりました。

なんだろう。
この気持ちは一体、どこから来ているのだろう。。。。

同じような違和感を抱えるメンバーとのメッセージをやりとりするなかで、少しずつ、

さよなら。

そう伝える日が近い事を予感していきました。

そして、
私はその場を去りました。
少しだけ、胸の痛みと寂しさが残りましたが、それも数日で霧が晴れるように消えてなくなりました。

去る事で気づいた事があります。
人と人の距離は、物理的な距離よりも心理的な距離の方が遙かに遠くまでいってしまう。
ほんの数分、数百mのところに住んでいたって、心は太陽系外に出てしまうくらい遠い(笑)
そういう事って、あるんですね。
そして、多くの場合、私自身が太陽系外に出てしまっていると言う・・・(||| ̄△ ̄;)
あたしかよ(笑)

段々と「地球」が住みにくくなっております(笑)

「ほぼ地球外生命体ww」になってしまった私を、呼び戻してくれた方がいました。

が、エイリアンが地球では住みにくいのは、映画と一緒よねー(笑)
地球上で暮らしていけるエイリアンはBOSSのCMでおなじみ、宇宙人ジョーンズくらいかも(笑)

そしてまた私は飛び立ち、身軽になりました。

その方が合っているんだと判りました。

差し伸べられた手を一度はつかみながらも、また振りほどいてしまいました。
ごめんなさい。

私は、
団体行動よりも単独行動が合っているようです。
もし、団体で動くなら、大所帯よりも少人数で。
その方がラクです。


そう言えば、
昔から私は大型観光バスでの団体旅行が好きじゃなかったな(笑)

大勢で何かするって、居場所が見つからなくて浮いてしまうんだよねえ。
小学校の頃からそうだったわ。今気づいた(笑)

こんな私ですが、
とりあえず毒を吐いたりとか、ネガティブな事は申しませんので(多分w)遠い地球からしれっと眺めていて下さいませww

たまにこうしてブログを書いたり、絵など描いたり写真を撮ったりして、記事を投稿いたしますので。

ネコ系・ネコ派ですが、
イヌ派な方でも「この人面白そうね」と思われましたら、どうぞごゆるりとおつきあい下さいませませ。

変わってると自分でも思うけど、平和を愛する気持ちはちゃんと持っていますのでw
よしなにお願いいたしまする☆